囲碁好きの現代短歌ド素人 毎日唄えば何が見える化

音と碁と酒が好きな男。恵比寿のバーで歌人と出会い短歌に興味を持つ。特に勉強せずに毎日唄えばどうなるか実験するブログ。とりあえず、目標は1年間365歌。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雨も散る笑顔集まる盆ダンスただ抱きたいと唸る和太鼓

恵比寿の盆踊りはオシャレとかではない町の盆踊りです。「盆ダンス」って言うんですが。駅前に櫓を組んで老若男女が集って踊ります。ビックリすることに本当に大勢が笑って踊り、またこれが楽しい。で、祭りって性欲が溢れると思ってて。夜、夏、踊り、酒、…

旧友と交わす盃ケラケラと戻れぬ舞台で笑ったピエロ

古い仲間と呑むのは楽しい。けど、結果を出せてない自分がいると辛くなって笑ってても道化を演じてる気にもなったり。楽しいんどけどねー。

酔いどれて頭に響く熱帯夜踊り続ける椅子取りゲーム

ほろ酔いで歩いててお店の賑わいを見てると、そこに参加できない自分が残念に思ったり。隣の芝生は青い。

乗り込んだ列車は何処で笑うのか乗ってないのにつもりのオナニー

嘘と本当の境目が自分でも分からんようになるのが、恋愛という嘘くさい魔法なのかもしれません。40歳近くなっても、未だにね。まぁ、僕的な惚気の歌です。

人の目を見て話すのは嘘をつくことで誰かの役に立つ嘘

仕事で部下と進退について話す時、主語を会社にし感情的にならず事実と数字で話す。自分の言葉じゃなく、僕の口からこぼれる嘘のよう。僕もそうされたから、そうしてる。感情論や頑張ります論は、この段階ではもう無益。とはいえ進退。軽い話じゃない。普段…

なんもない棚から落ちる包み紙 中身はどこかと知ってるくせに

期待なんて、知らない間に誰かが奪っているのを知ってるくせに。欲しけりゃ取りに行けよ、もしくは作れ。と、自分に言い聞かせて30年。あはは。

やり方をずっと忘れた約束は遠い花火のように見えない

恋だの愛だのが幻想や嘘でなければ、レベルの高い約束だと思う。やだなー、約束。そう思いながらも憧れるからタチが悪い。ネコも悪い。

ちぢこまる布団の中ひとり極夜 星はなくとも響く息の音

仕事以外、なんもしなかった。寝っ転がってスマホ片手にいろいろと。なんも集中できず、だらーん。

これっきり ありがとうって言ったのに ひと夏だけの冷やし担担

担担麺が好きで週に1、2回は食べます。夏になると各店舗で冷やし担担麺がはじまるのですが、チェーン店でもない限り大々的に告知されることはなくコッソリと始まります。このため、近所のお店を回っては冷やし担担麺を探し頬張るのですが、どれも1度しか食べ…

シャンペインのぼる気泡のような腕 吞み干したい退屈とエゴ

40歳も近くなると恋愛観も変わり、真っ平らな日々ですが。まだ若く無垢に笑いかけてくれるあの子を見てると、性欲が掻き立てられたりも。それはもう、愛とかではなくエゴですが。いかん、いかん。

伸ばした手 皺々のただ綺麗な手 小さな宇宙でひとり上げた手

休みの今日、約束してる作業にまだ手を付けていない。やるよ、やる! いつも手を伸ばして甘えたからって、届くわけなく。必要とされる結果を出さないと人は1人になるのかも。愛ってなんだろねー。

肩並べ意気揚々と酔っていた 金魚の糞がちぎれる無音

このブログで1年365歌を詠むきっかけになったのは、ブログ概要でも書いてる通り恵比寿のバーで歌人と出会って興味を持ったから。 その歌人が大きな新人賞を受賞されたのが数日前。凄い。おめでとうございます! と、同時に、受賞前にこのブログをはじめてて…

とりあえず しのごのいわず のもうかね こんやもすこし だけどたのし

昨日の囲碁合宿で詠んだ歌の続き。部屋から出てきた女子1人に男子で恋歌を詠んだもの。 昨日のもそうですが、酔ってるとはいえ内容がシンプルというか何も考えてないのが凄い。ほんと、ここ数日毎日短歌を考えてた人のモノじゃねーよ。

たのしいか たのしくないかは しらないよ それでもきみと まだはなしたい

囲碁合宿に相模原の山に篭ってました。「囲碁の合宿ってなに?」と思うかもですが、川でマス掴みをしたりスイカを食べたり、日本酒を酌み交わしたり女子会が行われたりと、カジュアルなもので。 そんな中、真夜中に詠んだ歌がこれ。「囲碁合宿で短歌?」と思…

ほろほろと恵比寿の夜を高笑い 石音高く歩けよ乙女

毎月15日は「15(イゴ)の日!」として恵比寿囲碁会を開催してます。今月は土曜日ということもあり、昼から代々木公園に囲碁ピクニック、夜は恵比寿のバーやガーデンプレイス中庭でホロ酔いで囲碁を打ってました。覚えたての女性も楽しんでくれてて、楽しいイ…

君がいる 君は知らない だろうけど 君が笑うから 僕も笑える

男友達。付き合いが長いとか関係なく、救われる。嬉しいから、言葉を選ばず素直に言える。君は知らないだろうけど、僕は君に救われてる。ありがとう。

がむしゃらに1人働く 仲間から机に置かれたチヨコレイト

仕事。部署移動から10日目で、楽しくも多くの課題をつぶす日々。朝から「体調悪い?」と同僚から心配されるも「元気元気!」と働いてて。気付いたら机にチョコが置かれてて、あー、仲間っていいなと笑顔になったり。

クチてゆく溢れた言葉 繰り返す垂れた頭と赤いゼラニウム

長年お世話になってる方に一喝される。言葉にしたところで行動が伴わず信頼もなければ、もう頭を下げるばかりで。誰もそれを望んではいないのにね。

少しだけ世界を変える電車遅延 待ち合わせまで より君想う

電車遅延も、東京山手線ならあっという間。それでも、普段よりドキドキしてしまいます。むぁ、待ち合わせてるのは可愛い女の子ではなく仕事先ですけどね。

通信が制限された一昼夜 脳内電波 自由ゆんゆん

スマホ、通信が制限されました。自由が束縛される中で、逆に普段とは違う思考に向き合えて、これもまた自由で楽しい。 「ゆんゆん」に意味はなく楽しい音合わせなんだけど、「電波ゆんゆん」って言い回しが過去にあった気がしなくもない。これも調べられなく…

痒くなる指先を蚊がもてあそぶ 耐えてコタえる君からのLINE

休日の昼寝で指先を蚊に食われ。指先って、むず痒さにイライラしながら耐えるしかなく。そんな指先を蚊が近づいてバタバタしてるところに、可愛いあの子からのLINE。痒さに耐えながら気の利いた返信を試みる男って、やっぱり滑稽なのです。

むせ返る汗と輝く虹の業 喉元過ぎてもある天の川

七夕が終わっても夜空に天の川は輝いてるし、暑い初夏に働けば汗も輝く、天の川のように。1日1日は平凡で幸せな1日なのかもね。

東京の夜は晴れバレ うっすらと溢れた涙 酒とうそぶく

今日は七夕でした。好きなイベントですが、今年もひとりぼっちでしたよ。